一般人にとって夜勤専従という言葉はあまり馴染がないかもしれませんが、医療関係者にはよく知れ渡った言葉です。
簡単にいうと夜勤専従とは、夜勤を専門とする看護師を指す言葉です。
この夜勤専従には、正社員と同等の扱いとなる「常勤」と、パートやアルバイトと同じ「非常勤」があります。そんな夜勤専従で働くことには、いくつかのメリットがあります。
一つ目のメリットは報酬が高いことです。
夜勤をすれば、当然ながら夜勤手当や深夜手当等が付くため、時給換算をすれば、同じ日勤常勤よりも得られる金額は高くなります。
二つ目のメリットは、勤務日数が少ないことです。
大抵、夜勤専従の人は夕方に出勤して翌朝まで働くことになります。
一度の労働時間は長くなる傾向にありますが、日勤常勤と比べて勤務日数が少なくなります。
それでも夜勤手当があるため、日勤者と比べても給料は悪くなりません。
三つ目のメリットはスケジュールが組みやすいことです。
多くの看護師は、シフト制が一般的でさまざまな時間帯に勤務しなければなりません。
勤務先によっては休日も異なることがあります。
そのため、プライベートの予定やスケジュールを組みにくいという悩みがよく挙がります。
一方、夜勤専従の場合は夜と決まっていてシフトがわかりやすく、休みも日勤者に比べて多くなるため、プライベートの予定が立てやすくなります。
とはいえ、もちろん夜勤専従にも色々なデメリットは存在します。
それらを比べてみて、メリットに惹かれるのであれば、働き方の選択肢として考えてみると良いでしょう。